糸かけ曼荼羅【大阪】 › 制作逸話・工程
2015年01月02日
8歳の男の子が打ち付けた釘で(32ピン)

18cm四方の板 32ピン
金槌で釘を板に打ち付けるのがはじめてという、8歳男の子の記念すべき “初めての釘打ち” 板です。
ただ、糸をかけるのは、とても苦手なようで、ストレスにしかならないようなので、糸かけは私が引きつぎ、これは、この子の叔母(私の姉)にプレゼントすることを意識設定して、彼女の幸せを祈りながら糸をかけました。
通常、ピン数の少ない、小さなサイズの曼荼羅を作る時は、糸の色目がハッキリ、かつ、きれいに出るように、刺繍糸などを使うのですが、たまたま手元に縫い糸しかなかったため、それで作りました。縫い糸は、細いため、30cm四方の大きな板のピン数の多いもので使用します。何度も糸をかけることで、糸の色がきれいに出るからです。
このサイズで、32ピンだと、糸の色がやはり、ハッキリでないですね。縫い糸よりも太い糸(刺繍糸や毛糸)でかけたほうがきれいになります。
ただ、初めての釘打ちだけに、釘がものすごく曲がっていたりして、まっすぐ立っていないので、糸がかけにくいのと、また、外れやすいのもあって、この釘の場合は、あまりに太い糸もかけられません(笑)。

金糸を2度かけて、表面の仕上げにも金糸をかけました。
6色目、8色目が金糸です。7色目は、黒です(ギャラリーのほうに、大きい写真でアップしておりますので、詳しくごらんになりたい方は、そちらでご覧ください)。
さすがに、黒が入ると、一気に重くなりますが、黒は、闇から光が生じるように、何かが生まれる前の、エネルギーに満ちた段階でもありますから、今回は、黒がどこかに必要に感じたので、どうしても入れないわけにはいきませんでした。
ただ、さすがに、黒はエネルギーも、その分重いです。下手すりゃ、そのまま呑み込まれてしまいます(笑)。
そのため、光の輝きである、金で挟み込んで、サポートしています。
黒に圧倒されて、自らの神性、輝きを忘れないように。
こうすることで、黒が入っていることも、気づかないくらい、黒のパワーも、他の色と調和して、強く主張しなくなりました。
2015年が新しくはじまったこの機会に、このマンダラをプレゼントできてよかった♪
このマンダラの内在するパワーが強く彼女をサポートしてくれることになると思います。
2014年11月11日
糸かけマンダラ 32ピン 15cm X 15cm 板 X 押しピン その1

約15cm四方の板に、別名:地図ピン(マップピン)とも呼ばれる、まん丸い押しピンを刺して作りました。
こんなのです

マップピンとは、地図の上に目印で刺す押しピンで、基本的に、まん丸い形のようです。
色んな色があるので、マンダラの色合いとのバランスを組み合わせて選ぶといいです。
マップピンを使うと、ピンも存在を主張してくるので、マンダラの色合いとのバランスを組み合わせを考えて選んでください。透明ピンだと、どんな色にも合うので、安全です。
透明にも、青、赤、黄色 etc.のクリア色があり、また、透明でないものも色々あります。
お徳用サイズで、50本入っていて、200円しないくらいなので、お安いです。近所の文房具店に、大体置いているので、入手もしやすいです。
ご参考までに、楽天市場のマップピンの一覧です。
> > > 【楽天市場】マップピン一覧
この時は、単純に、15cm四方の板で、この押しピンで作れるか?というテストで作ったので、特にテーマはありません。
15cm四方の板というと、大人の女性が親指と人差し指でL字を両手で作り、親指をくっつけてできるくらいの四角形。
そんなに大きくないです。なので、何個のマップピンを刺せるかによって、ピン数も決まってきます。
今回は、ぎりぎりいっぱい刺して、32ピンで作りました。

糸をかける時に、かけやすように、また、万一、糸でピンが内側に引っ張られても大丈夫なように、まっすぐでなく、外側から、斜め向きにピンを刺しました。

ピン数も、そう多くなく、また、かける糸の本数もそう多くないので、まっすぐに刺しても、たぶん、大丈夫ですが、人によっては、糸をかける時に、作業がしやすいかどうかが変わってくるかもしれません。
今回は、8色糸をかけていきますが、最後の8色目は、素数を8個使いたいがために、無理やり入れたので、入れなくても構いません。
ピン数が少ないと、すぐにできるというメリットがある反面、糸をかけるのに使える数が少なくもなるので、使える糸もそれに比例して少なくなります。
今回の糸かけ数
1かけめ 17
2かけめ 13
3かけめ 11
4かけめ 9
5かけめ 7
6かけめ 5
7かけめ 3
8かけめ 1
これよりも、少ないピン数もご参考いただければ、お分かりになりますが、小さい板のサイズで、ピン数が少なくなると、色もはっきりでません。
何周もかける多いピン数の場合は、何周も糸が回るので、糸の重なりで、色が濃く出ますが、糸の重なりが少なければ細い糸だと、糸の色がはっきりと見えなくなります。
今回は、テストでとして、刺繍糸を3本どりして、かけてみました。
※ 色目と太さはよかったですが、刺繍糸を3本抜き出す作業が大変(糸が絡む)なので、お勧めしません。刺繍糸を使うなら、束そのままをかけていくのをお勧めします。なお、刺繍糸は、100均屋で、8m X 12色セットがあります。以前に、20cm四方の板で、36ピンで作った時、一番多く使う糸かけで、約7mくらいだったので、このサイズのマンダラなら、8mで足りると思います。
『17』ピンごとに、糸をかけています。 右回りに、徐々に移動しながら、進んでいきます。

ちなみに、これは、5かけめにかける『7』ごとにかけたもの。

使うピンの数、かける数ごとに、現れてくる幾何学模様がそれぞれ違います。これらの違う幾何学模様が重なり合って、ぐるぐると回転しながら出来上がっていくのが、糸かけマンダラ。ここに、“宇宙の仕組み”、“(図形が)放つエネルギー” を見出せるようになれば、糸かけマンダラをより一層楽しめるようになります。
先に進みましょう。
2かけめが終わって、3かけめに入りました。
おや、現れた模様は、三角形です(^^) 三角形がコロコロ転がりながら、進んでいくイメージが浮かびましたか?

三角形を重ねていくと、最終的に、こんな模様になります。

> > > 『糸かけマンダラ 32ピン 15cm X 15cm 板 X 押しピン その2』 に続く