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2014年12月10日

糸かけ曼荼羅の世界

糸かけマンダラの世界


発祥は、ドイツのシュタイナー教育(思考や知性だけでなく、霊性も重視する教育)で、素数を子供たちに教える時に作る算数のワークです。九九を教える時にも、10本の小さいピンボードを使って、数が描き出す美しい幾何学模様を子供たちに見せ、体感させることで、論理的な思考以外の部分も育てることを意図しています。

かける数によって、様々な幾何学模様が浮かび上がり、それが、車輪のように、徐々に右回転(または、左回転)して重なっていきます。そのさまが、惑星の軌道に似ていると興味深いことをおっしゃっている方もいらっしゃいます。

エネルギーは、常に回転しています。回転することで、エネルギーが生じるとも言えます。

幾何学模様は、形によって、様々なエネルギーを放射します。

普段は目に見えないものが、糸かけマンダラを作ることによって、疑似的に見えるようにしてくれているようにも感じませんか?

あなたは、数字は好きでしょうか? 苦手でしょうか? 

シュタイナーいわく、算数や数学の苦手は、子供の頃の心の傷が原因になっている場合が多いと言っています。なぜでしょうか? 

目に見える肉体以外にも、人間は複数のエネルギー体を持っています。シュタイナーによると、どのエネルギー体が活発かという個性によって、得意な計算(たとえば、乗算、引き算、足し算 etc.)が違ってきます。シュタイナー教育では、子供たちに、リズム遊びや体を使ったワーク、鮮やかな世界観をもつ物語の中に含めながら、算数を教えていくのですが、その場面場面で、それぞれの子供の個性に合った計算を割り振って出番を持たせるようなこともするようです。そして、徐々に論理的概念を使った数学ができるように導いていきます。

共感覚という特殊な能力を持つ人々をご存知ですか? 

数字をみたり、聞いたりすると、色が浮かんだり、音として聞こえたり、味やリアルな触感などがある感覚です。

そういった方々は、順番に数を見たり、聞いたりするだけで、どれが素数か、考えなくても分かります。なぜなら、素数は、とても美しい滑らかな形をしていて、他の数字と全く色や“手触り”が違うのだそうです。

彼らは、とても記憶力が高かったりもします。音や文字をみただけで、詳細な場面や香り、音が浮かぶので、共感覚を持たない人々が必死に覚えようとして、やっと覚えられるのとは違って、ただ、味や映像、感覚、音として、強烈に印象に残るので、それが直感的に浮かぶのです。

共感覚を持たない私たちにとっては、とても不思議な世界ですが、彼らが数字をみただけで、その数字の持つ波動(音も色も波動です)を明確にキャッチできるということは、もしかしたら、自然界の神秘や宇宙の神秘の片鱗を、彼らは見ているのかもしれません。

数学者は、数字の中に、宇宙の神秘を感じるのだそうです。今でも解明できない数の法則があるそうで、その解読をしようという人が世界中にいるそうです。全く無秩序にしか現れないと思われていた数が、実は、とても美しい法則で現れていたりするそうです。そこには、もう神の存在しか感じられないとも言います。そのため、数学者の中には素数を「神の数字」と呼び、素数の謎がとければ「宇宙の全てが理解できる」と言う人もいるくらいです(糸かけマンダラで、数の神秘を感じられたら、ぜひ、「博士の愛した数式」DVDや本をみると、その美しい世界が感じられると思います)。

ピラミッドも、どうやら、そんな数字のパワーを利用して神秘の力を発揮するように計算して作られているという説もあります。

共感覚を持たない人でも、自分自身を抑圧することなく、自由に、思う存分、自分の才能や能力を発揮して、日々喜びに生きていると、直感やインスピレーションが強くなってきます。チャネリングやリーディング、占いや、ヒーリングなどに携わる人々は、そういった能力を使っています。オーラが見えるのも、その一つです。

糸かけマンダラをしていると、普段は目に見えない、感じられない波動の世界を疑似的に目に見える形で見せてもらっているような気がしてきます。

共感覚の人々が直感的に受け取れている波動の世界。 それは、もしかしたら、人間の全てが実は持っている能力なのかもしれません。

そんな感覚や能力を開く入り口として、糸かけマンダラをなさってみてはいかがでしょうか?

糸かけマンダラを含め、手仕事にも、何か重要なカギがあるようにも感じます。
日本の神話では、アマテラスたちは、天上で機を織っています。これは、勤労の大切さを示すためだと言われますが、果たしてそれだけでしょうか?

天上で機を織っているのは、女性ばかりです。女性が手仕事をすることが、もしかしたら、何かのカギなのかもしれません。

実際に、手仕事をしていくと、いつしか、普段騒がしい思考や分析が止まり、静けさが訪れます。そんな時、直感やインスピレーションが湧いてきます。歴史上の偉人たちも、散歩をしている時や、お風呂やトイレに入った時に、発明が浮かんだという話もよく聞きます。

女性は、もともと神にダイレクトに繋がることができるので、そういう意味で、男性より恵まれているんだとか。ただ、頭の中が日常な些事でいっぱいだと、その能力は発揮されません。

糸かけマンダラを作り始める時に、“何か”のために、または、“誰かにプレゼントする”等、意識設定をしてみてください。そうすると、自分でも、思わぬ色や組み合わせになる作品になったりもします。そうして、出来上がったマンダラを、“なぜ、ここはこの色でなければならなかったのか?”等、思いながら、ボンヤリ鑑賞していると、いきなりその答えがインスピレーションや直感として分かる時もあります。

糸かけマンダラは、何かの入り口として使えるのかもしれません。

ただ、釘を打って、糸をかけるだけの、単純な“手芸”ですが、手を動かしながら、また、自分が選ぶ色を“感じ”ながら、作っていくことで、あなたの中から浮かび上がってくること、感じること、生まれてくるもの etc. を感じてみてください。

(テキストより抜粋)


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糸かけマンダラ ワークショップ開催情報

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Posted by フラワーエッセンス研究家 葛葉 at 00:56 │糸かけ曼荼羅の世界